Episode3 初の公式大会
2014年4月30日 ジムの歴史1999年7月18日、4人はチャレンジロード’99 SUMMER 福岡大会の会場にいた。
リザードンメガバトル、カメックスメガバトルに続く3回目の公式大会だが、4人にとっては初めての公式大会だった。
小学1年生~小学6年生が参加できるトロピカルメガバトル、小学3年生~高校2年生が参加できるシークレットスーパーバトルというレギュレーションの異なる2つのカテゴリがあり、パソコン通信、ダウジングマシン、超エネルギーリムーブなどの極悪カードは、トロピカルメガバトルでは使用禁止カード、シークレットスーパーバトルでは使用制限カードだった。
公式大会に参加するかでショウとヨウヘイはかなり悩んでいた。
会場は電車で1時間弱の場所だったが、街を越えなければならず、中学生と高校生には十分に遠い大都会で、店舗大会でも簡単には勝てないのに公式大会で勝つのは難しいと思っていた。
店長と気の利く女性店員3人に会場への行き方などを教えてもらい、大都会に何度か行ったことのあるセイゴが案内した。
シークレットスーパーバトルは大幅な定員オーバーで、ショウとヨウヘイは会場抽選列に並んだ。
抽選機が迫る中、当選確率は25%程度であることが分かり、緊張感が高まる。
「出場権、ゲットだぜ!」そんな感じだった。
メンバーの実力と年齢は比例していたが、出場権を得たのはヨウヘイとタケシの若手プレイヤーだった。
セイゴとショウは「予選通過できたら良いね」と送り出し、当日イベントのジムトレーナーに挑戦コーナーへ向かった。
待ち時間が6時間だっただろうか、あまりの長さに2人はすぐに断念し、フリー対戦コーナーで実力を確かめた。
それから数時間が経過し、「なかなか帰って来ないね」なんて話していたら、準々決勝の対戦カードが発表された。
「準々決勝に出てるやん!!」
それもそのはず、フリー対戦コーナーでも圧倒的な強さだった。
2人は慌てて大会が行われてるエリアへ向かったが、人が多すぎて着いた時には終わっていた。
準々決勝の結果は分からなかったが、程なくして始まった準決勝のステージには、紛れもなくヨウヘイがいた。
リザードン+エレブーを使うヨウヘイの場にリザードンが出ることはなく、終始ヒトカゲとエレブーで戦っていた。
セイゴとショウには理解できなかったが、勝利を収め決勝戦に駒を進めた。
決勝戦の相手はウインディ+エレブーで完敗だった。
「リザードンよりウインディの方が強いのはおかしい」リザードンを愛するヨウヘイはポケモンカードのバランスに落胆していた。
会場を出たところで入賞者となったヨウヘイは挑戦を受けた。
まるで、当時大ブームとなっていたポケットモンスターのように。
決勝戦で戦ったウインディ+エレブーより一回りも二回りも強く完敗だった。
「入賞者はこの程度か」と言われ、入賞で舞い上がっていた4人は現実に引き戻された。
「ヨウヘイで2位ならオレなら優勝できる」直前までそう言っていたショウは、自分と同じように落選した人達にも強いプレイヤーがいることを理解した。
準決勝は何度も振り返る機会があった。
ヨウヘイ「対戦相手はエンゼル中間店で見たことがあり、対戦前からカメックスと知っていた」
ヨシユキ「リザードンが入っているのに1度も出さずにエレブーばかり使ったのはズルい」
セイゴ「あれさえなければヨシユキの優勝だったね。その時は成功できたとは思えないけど」
リザードンメガバトル、カメックスメガバトルに続く3回目の公式大会だが、4人にとっては初めての公式大会だった。
小学1年生~小学6年生が参加できるトロピカルメガバトル、小学3年生~高校2年生が参加できるシークレットスーパーバトルというレギュレーションの異なる2つのカテゴリがあり、パソコン通信、ダウジングマシン、超エネルギーリムーブなどの極悪カードは、トロピカルメガバトルでは使用禁止カード、シークレットスーパーバトルでは使用制限カードだった。
公式大会に参加するかでショウとヨウヘイはかなり悩んでいた。
会場は電車で1時間弱の場所だったが、街を越えなければならず、中学生と高校生には十分に遠い大都会で、店舗大会でも簡単には勝てないのに公式大会で勝つのは難しいと思っていた。
店長と気の利く女性店員3人に会場への行き方などを教えてもらい、大都会に何度か行ったことのあるセイゴが案内した。
シークレットスーパーバトルは大幅な定員オーバーで、ショウとヨウヘイは会場抽選列に並んだ。
抽選機が迫る中、当選確率は25%程度であることが分かり、緊張感が高まる。
「出場権、ゲットだぜ!」そんな感じだった。
メンバーの実力と年齢は比例していたが、出場権を得たのはヨウヘイとタケシの若手プレイヤーだった。
セイゴとショウは「予選通過できたら良いね」と送り出し、当日イベントのジムトレーナーに挑戦コーナーへ向かった。
待ち時間が6時間だっただろうか、あまりの長さに2人はすぐに断念し、フリー対戦コーナーで実力を確かめた。
それから数時間が経過し、「なかなか帰って来ないね」なんて話していたら、準々決勝の対戦カードが発表された。
「準々決勝に出てるやん!!」
それもそのはず、フリー対戦コーナーでも圧倒的な強さだった。
2人は慌てて大会が行われてるエリアへ向かったが、人が多すぎて着いた時には終わっていた。
準々決勝の結果は分からなかったが、程なくして始まった準決勝のステージには、紛れもなくヨウヘイがいた。
リザードン+エレブーを使うヨウヘイの場にリザードンが出ることはなく、終始ヒトカゲとエレブーで戦っていた。
セイゴとショウには理解できなかったが、勝利を収め決勝戦に駒を進めた。
決勝戦の相手はウインディ+エレブーで完敗だった。
「リザードンよりウインディの方が強いのはおかしい」リザードンを愛するヨウヘイはポケモンカードのバランスに落胆していた。
会場を出たところで入賞者となったヨウヘイは挑戦を受けた。
まるで、当時大ブームとなっていたポケットモンスターのように。
決勝戦で戦ったウインディ+エレブーより一回りも二回りも強く完敗だった。
「入賞者はこの程度か」と言われ、入賞で舞い上がっていた4人は現実に引き戻された。
「ヨウヘイで2位ならオレなら優勝できる」直前までそう言っていたショウは、自分と同じように落選した人達にも強いプレイヤーがいることを理解した。
準決勝は何度も振り返る機会があった。
ヨウヘイ「対戦相手はエンゼル中間店で見たことがあり、対戦前からカメックスと知っていた」
ヨシユキ「リザードンが入っているのに1度も出さずにエレブーばかり使ったのはズルい」
セイゴ「あれさえなければヨシユキの優勝だったね。その時は成功できたとは思えないけど」
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